歯科恐怖症学会の渡辺です。
歯医者が怖い・苦手・痛いのが嫌だというような方から、嘔吐反射・嘔吐恐怖症・パニック障害などの歯科恐怖症の方が、ブログ、You Tube、Podcastなどの情報発信により歯医者に通いやすくなるよう活動しています。
歯医者が怖い理由【10選】
日々、たくさんの【歯医者が怖い】という患者さんの治療をしておりますが、そもそも、歯医者が怖い理由は何なのか?
患者さんにとっては、
「自分だけ変わってるのか?」
「自分の感じ方がおかしいのではないか?」
そのように自分が特別ではないか?と捉える方が多く、「いえいえ、むしろ、たくさんそういう方はいらっしゃいますよ!当院では特にそういう方に対する治療に力を入れております。」とお伝えすると、患者さんはとても安心されます。
ですので、今回、よくある歯医者が怖い理由を列挙しますので、自分も当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
歯医者が怖い理由
- 痛そうだから
- 麻酔の注射が苦手
- 子どもの時の思い出によるトラウマ
- 「キーン」という機械の音が怖い
- 歯を磨けてないと怒られそう
- ボロボロの歯になりすぎて怖い
- 歯医者の薬の匂いが苦手
- 説明してもらえなかった
- オエッと嘔吐反射になる
- 全部イヤ!
いくつ当てはまったでしょうか?
代々木駅近くにある歯科恐怖症学会推奨クリニックであるマリコ歯科クリニックでは、上記の【歯医者が怖い理由】を問診票に組み込み、予め、何が怖いのかを記入していただくことにしています。
やってみて思うのは、どこにもチェック入らない患者さんはほとんどいません(笑)
つまり、程度は違えどほとんどみんな歯医者が怖いと思ってるんです!
たまーに、歯医者がすき!という患者さんもいらっしゃいますが、それはまれです。
治療を行う前に、このような歯医者が怖い理由を伝えていただくと、歯科医療者側もとても助かります。
【自分だけ?】と思っているかもしれませんが、決してそんなことはないですので、安心して歯科医院に自分のことを言ってみてください。
少しでも歯科治療に行くハードルが下がれば幸いです。
渡辺稔允
・歯科医師
・歯科恐怖症学会専門医
はじめまして。
たまたま、歯科恐怖で検索したら、こちらのサイトを見つけました。
よろしくお願いいたします。
私は 中高年の女性です。
今60代ですが、病気を患うようになりました。その病気を歯科医に伝えたところ、
何件もの歯科医に言動や態度で嫌煙されるようになり、それがきっかけで、歯医者恐怖症になりました。
過去(病気を患うまでは)は、普通に歯科通院出来てましたし、歯科医さんや治療が怖いと(好んでかかったことはないですが)思った事がなかったため、自分でも困惑しております。
①院内のにおいに敏感になるようになった。
②歯科医さんの姿に、怯えるようになった。
③診察台には座れるが、歯科医さんに上から覗かれてる状況が怖く感じるようになった。
④何をされるのか、お薬など、何を使われるかという不安が出るようになった。
こんなことを考えるようになったのは、人生初で、
自分でもどうしたらいい?と常に自問自答している状態です。
何か良いアドバイスを頂けますでしょうか?
コメントありがとうございます。
歯科恐怖症になる背景も含め、持ち出してくださり、ありがとうございます。
病気によっては、一般開業医が診療するにはリスクがある場合があるということは前提としてご理解いただく必要があります。
歯科恐怖症には様々なケースがありますが、人生経験・治療経験を積んでいくうちに、できたことができなくなるようなケースも
あります。一つずつ、ゆっくりとクリアし、小さいことから成功体験を積めるとよいのですし、
こちらで紹介している鎮静法(笑気・静脈内鎮静法)といった方法を試したり、
治療の当日だけ、抗不安薬のような気持ちを落ち着かせる薬を頓服で飲む、という方法もあります。
また、「マリコ歯科クリニック」のYouTubeチャンネルをご覧いただけるとヒントになるようなことがあるかもしれませんので、
よろしければ一度ご覧くださいませ。